奈良先端科学技術大学院大学の山田容子先生より、学術変革領域研究(A)「動的エキシトン」公募説明会およびKick-off領域会議のご案内がありましたので、お知らせいたします。
令和2年度 学術変革領域研究(A)「動的エキシトンの学理構築と機能開拓」 公募説明会およびKick-off領域会議のご案内
令和2年12月、新たな学術変革領域研究(A) 「動的エキシトンの学理構築と機能開拓(動的エキシトン)」(令和2~6年度:領域代表 今堀 博)がスタートしました。本領域では、動的エキシトン効果を利用する精緻な分子設計と、世界を先導する高分解能計測・理論的精密解析による分野融合により、光化学の根幹を司るドナー・アクセプター(D・A)相互作用における動的効果を正しく理解し、また光励起CTにおけるスピン状態を含めた、電子状態間の変換による多様な光機能開拓を、動的相互作用の深い理解に基づく、分子構造と運動性の巧妙な時空間制御で実現します。今回本領域研究の実施にあたり、広く公募研究を募集いたします。以下の要領で公募説明会およびKick-off領域会議を開催しますので、奮ってご参加くださいますようご案内いたします。尚、公募要領の公開時期によっては、公募説明会の日程を変更する可能性があります。詳細は領域HPをご参照ください。
領域HP : https://dynamic-exciton.jp/
日時 | 令和3年1月12日(火) |
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実施方法 | 公募説明会:Zoom開催 Kick-off領域会議:京都大学桂キャンパスローム記念館およびZoom開催 |
参加申し込み | 領域HPからお申し込みください。オンライン参加を申し込まれた方には、Zoom説明会のリンク先をご案内いたします。 |
定員 | 京都大学桂キャンパスローム記念館 150名
Zoom 300名 |
参加費 | 無料 |
問合先 | 領域代表 京都大学大学院工学研究科 今堀 博 imahori@scl.kyoto-u.ac.jp 事務局 奈良先端科学技術大学院大学 山田 容子 hyamada@ms.naist.jp |
*新型コロナウイルス流行の状況により変更がある場合は、HPでお知らせします。
プログラム(予定)
10:00–11:00 | 領域代表挨拶および趣旨説明 京都大学大学院工学研究科 教授 今堀 博 |
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13:00 | 領域代表挨拶 京都大学大学院工学研究科 教授 今堀 博 |
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13:10 | 架橋構造を利用した動的エキシトン相互作用の学理構築 A01(班長) 京都大学大学院工学研究科 教授 今堀 博 |
13:30 | 動的エキシトン制御を志向した有機ドナー・アクセプター材料創成 A01 奈良先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科 教授 山田 容子 |
13:50 | マイクロ波過渡分光法による動的エキシトンのナノ空間評価 A02 大阪大学大学院工学研究科 教授 佐伯 昭紀 |
14:10 | 固体NMRによる動的エキシトン構造体の時空間解析 A02 京都大学化学研究所 助教 鈴木 克明 |
14:30 | 広帯域時間分解分光による動的エキシトン時間発展の追跡 A02 豊田工業大学大学院工学研究科 准教授 山方 啓 |
14:50 | (休憩) |
15:00 | 電子スピン分極の空間映像化による光誘起動的エキシトン相互作用の解析 A02(班長) 神戸大学分子フォトサイエンス研究センター 教授 小堀 康博 |
15:20 | 動的エキシトン制御を志向した有機無機ドナー・アクセプター材料創成 A01長崎大学大学院工学研究科 准教授 作田 絵里 |
15:40 | 動的エキシトン光増感分子触媒によるアルカンのsp3C-H結合変換反応の開発 A03 東京大学大学院薬学系研究科 特任助教 三ツ沼 治信 |
16:00 | (休憩) |
16:10 | 動的エキシトン解析に基づく材料設計とその応用 A03(班長) 京都大学化学研究所 教授 梶 弘典 |
16:30 | 動的エキシトン利用を志向した機能性有機半導体材料開発と太陽電池応用 A03 大阪大学産業科学研究所 教授 家 裕隆 |
16:50 | 動的エキシトンを利用した細胞膜機能の光制御 A03 富山県立大学大学院工学研究科 教授 村上 達也 |
17:10 | 動的エキシトンの理論 A02 京都大学大学院工学研究科 准教授 東 雅大 |
17:30 | 講評 外部評価委員各位 |
17:50 | 閉会の辞 京都大学化学研究所 教授 梶 弘典 |